そういえば以前に比べて靴下を履く姿勢に窮屈さを感じるようになった
そう訴える方がそこそこいらっしゃいます。それが主訴で来られるわけではありませんが、腰痛や股関節痛で来院された方の問診を行っている時、あるいは施術中の何気ない会話の中でそんな言葉が聞こえてくることがあります。
では靴下を履く動作において筋・骨格にどのような動きが行われていて、何が制限されるために窮屈さを感じるようになるのかをご説明していきたいと思います。
動作に関連する関節

靴下を履く動作とは足部を手に近づける、あるいは手に足部を近づける動作とも言えます。
そのために動きが必要な関節は膝関節、股関節、腰仙関節、腰椎椎間関節です。
膝関節や股関節を曲げることは皆さん当然わかると思うのですが、骨盤後傾、腰椎後弯という動きが靴下を履く動作にはとても重要になってきます。
試しに腰をピンと伸ばしたまま靴下を履こうとしてみてください。全く膝が体に近づいてこないはずです。
股関節の詰まり、痛みの原因とは?
そして、骨盤後傾と腰椎後弯の動きが減少するために結果的に股関節を頑張ってより曲げようとして詰まり感や痛みが出てくるのです。
お悩み解決法
ここではひとりで簡単に行えるセルフケアをご紹介します。
【骨盤ころがし運動】
- 椅子に座る
- 骨盤を転がすイメージで背骨を丸めたり反らしたりします。
【拝礼のポーズ】
- 四つ這いの姿勢になります。
- お尻をかかとに近づけるように下していきます。
- 腰を丸めることを意識しながらお尻を下せるところまで下ろします。
どちらの運動も無理なくできる範囲で行ってください。
それでも良くならない時は
セルフケアを続けてみたけどイマイチ変化を感じない、痛み、違和感が改善しない時は当院にご相談ください。もしかしたらやり方が少し違っているかもしれません。もしかしたら別の原因が隠れているかもしれません。正直なところ、実際に診させていただくのが一番早いかとは思います。

お電話ありがとうございます、
てんぱく美健整体でございます。